歯科遠隔医療オフィシャルブログ

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OFPは予防できる!? -明日からできる治らない痛みの病診連携マネジメント-

こちらは福井県講演のタイトルです^ ^

当日は病診連携をからめた口腔顔面痛(Orofacial Pain, 以下OFP)のマネジメントや遠隔診療についてご紹介させていただく予定ですが、"OFPは予防できる!"ことを強調してお話したいと思っています。

 

さて、
OFPは予防できます。
たとえば生活習慣病と同様に規則正しく生活することが予防にもつながります。

"なんだそりゃ!"とかなり誤解を招く表現になってしまいましたが、理屈はこうです(屁理屈)。

 

生活習慣病はこんな感じで、

f:id:hatehatepain:20170601200147j:image

http://www.sageru.jp/lsd/knowledge/

簡単にいえば、原因は不摂生です。

 

ここからは一見かなりいい加減なOFP予防(法)ですが、実は大真面目です。

さて、不摂生といえば、

たとえば飲酒
お酒をたくさん飲むと酔っ払って転んだり殴られたりして、外傷性の神経障害とか、顎関節症になったりとか。アルコールが原因のニューロパチーもあります。

 

タバコは?
歯がボロボロになって歯医者で抜歯したあとに外傷後有痛性三叉神経ニューロパチーになったり。

 

肥満は?
糖尿病性の神経障害が顔面とか口の中に出たりして。歯医者にいったら糖尿病の神経障害が口の中に出てるだけなのに歯の神経を取られちゃったりして。そのまま難治性疼痛に移行してドクターショッピングだ。

 

例えばこれらに注意するだけで、OFPは予防できます。

いま、患者側の視点で3つ例を挙げましたが、歯科医師としてはどう予防したらよいのか。

まずは正確な診断からの適切な治療です。糖尿病性の神経障害もそうですが、非歯原性歯痛に歯の治療をしてはいけません。

これらは、"疑う気持ち"といつでも"相談できる環境"が必要です。病診連携で解決できます^ ^

 

"生活習慣指導"や"予防歯科"がOFPにさせない環境作りに欠かせないということですね。

 

こちらもよろしくお願いします^ ^

 

プロフィール
長縄拓哉(ながなわたくや)

初期研修医時代から東京女子医科大学病院、歯科口腔外科学講座で口腔腫瘍、顎顔面外傷、口腔感染症治療に従事しそれぞれ認定医資格を取得。デンマーク・オーフス大学に留学し口腔顔面領域の難治性疼痛について研究。口腔顔面領域の感覚検査器を開発し、国際歯科研究学会議(IADR2015, ボストン)ニューロサイエンスアワードを受賞。2015年に東京女子医科大学病院に口腔顔面痛み外来を開設。統括医師として難治性疼痛患者の治療を行っている。文部科学省科研費を獲得。Neurotalk2017(スペイン)シンポジスト。医学博士。株式会社メドレー仲介型販売取次店。日本口腔顔面痛学会評議員。日本口腔内科学会代議員。