歯科遠隔医療オフィシャルブログ

歯科遠隔医療を考えるオフィシャルブログです。

入れ歯が得意な先生は遠隔医療で集患できる!

歯科に遠隔医療をどのように応用させるかと考えたときに、
"遠隔で歯を削る"とか"入れ歯を調整する"ことはいまのところ不可能です。
だからといって、それだけで"遠隔診療は歯科には向いていない"と考える先生はもういないと思います。

 

ここでもお話しましたが、

teledental.hatenablog.com

歯科における遠隔医療(診療)は、治療を行うものではなく、あくまで診療の補助として利用するものです(もちろん薬の調整や認知行動療法などの治療は可能です)。

 

ひとつ例を挙げます、

80歳(長男家族と同居)の元気なおばあちゃんに今日新しい入れ歯が完成しました。
いつも元気におひとりで来院されます。
入れ歯はうまく調整されて、「ちょっと使ってみるわ」と言って帰宅されました。

その日の夕食時に遠隔診療を開始します。
タブレット操作はスマホを一日中いじっている15歳の孫娘がしてくれます。

モニター越しに、食事中の様子(雰囲気)、食形態、嚥下の様子、また痛いところはないかなどをご家族の方々ともコミュニケーションをとりながら観察します。

 

診察料は電話等再診料を算定するか、1日2度来院でややこしいので、診察料はなし(相談として)でもOKです。

 

さて、

おばあちゃんもご家族も、
今までこんなに親切な先生には出会ったことがないので、
初めは戸惑いながらもとても喜んでくれました。
その歯科医院にはおばあちゃんしか通っていませんでしたが、
遠隔診療以来、
"おばあちゃんが通ってる歯科医院"というだけではなく、

一度お話したことのある"知っている先生"(家族全員が先生の顔を知っている)だから安心と、
家族全員のかかりつけ歯科医院になりました。

(実話ではありません、私の作り話です)


"診療報酬に反映されなければ発展しない"という指摘があり、それも確かに理解できますが、

遠隔診療を集患マーケティングの一部として捉えれば、一回の遠隔診療(遠隔サポート)が次回の自由診療や新患獲得につながります。

 

いかがでしょうか、

どんどんアイデアが湧いてくるでしょ。

 

こちらもよろしくお願いします^ ^

 

プロフィール
長縄拓哉(ながなわたくや)

初期研修医時代から東京女子医科大学病院、歯科口腔外科学講座で口腔腫瘍、顎顔面外傷、口腔感染症治療に従事しそれぞれ認定医資格を取得。デンマーク・オーフス大学に留学し口腔顔面領域の難治性疼痛について研究。口腔顔面領域の感覚検査器を開発し、国際歯科研究学会議(IADR2015, ボストン)ニューロサイエンスアワードを受賞。2015年に東京女子医科大学病院に口腔顔面痛み外来を開設。統括医師として難治性疼痛患者の治療を行っている。文部科学省科研費を獲得。Neurotalk2017(スペイン)シンポジスト。医学博士。株式会社メドレー仲介型販売取次店。日本口腔顔面痛学会評議員。日本口腔内科学会代議員。